がじぷれ -メタル館-

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Helloween ~ハロウィン~

作成:2022年10月14日
更新:2022年10月15日

概要

ドイツ出身のメロディックパワーメタルバンド。1984年結成。
ギタリストのカイ=ハンセン、ボーカルのマイケル=キスクは超重要人物で、メロスピジャンルの先駆け的なバンドと言われています。

~【目次】~
・第1期
  ①Walls of Jericho
・第2期
  ②Keeper of the Seven Keys part1
  ③Keeper of the Seven Keys part2
・第3期
  ④Pink Bubbles Go Ape
  ⑤Chameleon
・第4期
  ⑥Master of the Rings
  ⑦The Time of the Oath
  ⑧Better than Raw
  ⑨The Dark Ride
・第5期
  ⑩Rabbit Don't Come Easy
・第6期
  ⑪Keeper of the Seven Keys - The Legacy-
  ⑫Gambling with the Devil
  ・Unarmed
  ⑬7 Sinners
  ⑭Straight Out of Hell
  ⑮My God Given Right
・第7期
  ⑯Helloween
※結局何を聴けばいいの?
※好きな曲TOP5

〜第1期〜

Vo & Gt:Kai Hansen (カイ=ハンセン)
Gt:Michael Weikath (マイケル=ヴァイカート)
Ba:Markus Grosskopf (マーカス=グロスコフ)
Dr:Ingo Schwichtenberg (インゴ=シュヴィヒテンバーグ)

元々、カイはピート=シールク(現 Iron Savior)とバンドを結成しており、インゴ、マーカス、ヴァイキー(ヴァイカートの愛称)が加入。
その後、ピートはプロデューサー業専念のため脱退し、このメンバーでのデビューとなったそうです。
バンド名も、Gentry → Second Hell → Iron Fist → Helloweenと、何度か改名がありました。

1stアルバム
Walls of Jericho
【良盤】

リリース:1985年

クセのあるカイのボーカルと、元祖パワーメタルが特徴のアルバム

〜第2期〜

Vo:Michael Kiske (マイケル=キスク)
Gt:Kai Hansen (カイ=ハンセン)
Gt:Michael Weikath (マイケル=ヴァイカート)
Ba:Markus Grosskopf (マーカス=グロスコフ)
Dr:Ingo Schwichtenberg (インゴ=シュヴィヒテンバーグ)

専任ボーカルとしてマイケル・キスクが加入。Helloweenが好きな人にとっては「黄金期」と言われる編成です。
キスクは加入当時、18歳だったとか。それでこの堂々とした歌唱力は驚きですねぇ~。

2ndアルバム
Keeper of the Seven Keys part 1
【名盤】

リリース:1987年

メロパワ界伝説のアルバムの第一弾

3rdアルバム
Keeper of the Seven Keys part 2
【名盤】

リリース:1988年

メロパワ界伝説のアルバムの第二弾で最高傑作

〜第3期〜

Vo:Michael Kiske (マイケル=キスク)
Gt:Michael Weikath (マイケル=ヴァイカート)
Gt:Roland Grapw (ローランド=グラポウ)
Ba:Markus Grosskopf (マーカス=グロスコフ)
Dr:Ingo Schwichtenberg (インゴ=シュヴィヒテンバーグ)

創設者のカイ・ハンセンが脱退し、イングヴェイリスペクト(個人の感想です)のローランド・グラポウが加入。ちょっとこの頃からバンド仲が悪くなり出したとか。
メンバー間の音楽性の違いも垣間見れるようになりました。
余談ですが、カイはその後1989年に、Gamma Rayというバンドを立ち上げました。

4thアルバム
Pink Bubbles Go Ape
【良盤】

リリース:1991年

これまでとちょっと方向性が変わったアルバム

5thアルバム
Chameleon
【並盤】

リリース:1993年

色々なジャンルのオムニバスみたいなアルバム

〜第4期〜

Vo:Andi Deris (アンディ=デリス)
Gt:Michael Weikath (マイケル=ヴァイカート)
Gt:Roland Grapw (ローランド=グラポウ)
Ba:Markus Grosskopf (マーカス=グロスコフ)
Dr:Uli Kusch (ウリ=カッシュ)

やっぱり前作のアルバムが不評だったのか、仲が悪くなってマイケル・キスクが脱退。
インゴも脱退してますが、どうやら彼は仲違いが理由ではなく、体調不良らしいです(その後、1995年に亡くなってしまいました)。
代わりにボーカルに加入したのは、Pink Cream69のアンディ・デリス。ヴァイキーが元々デリスを気に入っており、これを機に口説いたのだとか。かなりのイケメン。
ウリはGamma Rayの2ndアルバムに参加していたのですが、その縁なのか加入。個人的にはNo1ドラマーと思えるくらい上手いです。

6thアルバム
Master of the Rings
【名盤】

リリース:1994年

Helloween復活のアルバム

7thアルバム
The Time of the Oath
【良盤】

リリース:1996年

前作よりちょっと洗練された印象

8thアルバム
Better Than Raw
【並盤】

リリース:1998年

落ち着いた作品

9thアルバム
The Dark Ride
【良盤】

リリース:2000年

ダークでヘヴィでモダンな一枚

〜第5期〜

Vo:Andi Deris (アンディ=デリス)
Gt:Michael Weikath (マイケル=ヴァイカート)
Gt:Sasha Gerstner (サシャ=ゲルストナー)
Ba:Markus Grosskopf (マーカス=グロスコフ)
Dr:Mark Cross (マーク=クロス)

Helloweenは路線変更があるとメンバー交代が起こるようです。
ローランドとウリが脱退しました。後に2人はMasterplanを立ち上げます。
勿論ヴァイキー、デリス、マーカスは健在なので、音楽性は大きく変わりません。

10thアルバム
Rabbit Don't Come Easy
【並盤】

リリース:2003年

1曲目はザ・メロスピ

〜第6期〜

Vo:Andi Deris (アンディ=デリス)
Gt:Michael Weikath (マイケル=ヴァイカート)
Gt:Sasha Gerstner (サシャ=ゲルストナー)
Ba:Markus Grosskopf (マーカス=グロスコフ)
Dr:Dani Loble (ダニ=ルブレ)

この頃はドラマーが安定していません。
マーク・クロスはすぐに脱退しちゃったらしく、前作のレコーディングも、ミッキー・ディー(Motorhead)が助っ人を務めてたらしいです。
間にステファン・シュヴァルツマンというドラマーが入ったりもしたそうですが、アルバムリリース単位で、便宜上このラインナップを6期としちゃいます。

11thアルバム
Keeper of the Seven Keys -The Legacy-
【良盤】

リリース:2005年

名作タイトルを引提げ、
2枚組の気合の入ったアルバム

12thアルバム
Gambling with the Devil

【名盤】

リリース:2007年

ロディアスな作品が多い一枚

企画盤
Unarmed
【良盤】

リリース:2009年

過去の作品のアコースティックバージョン

13thアルバム
7 Sinner
【並盤】

リリース:2010年

大御所の安定
その1

14thアルバム
Straight Out of Hell
【並盤】

リリース:2013年

大御所の安定
その2

15thアルバム
My God -Given Right-
【並盤】

リリース:2015年

大御所の安定
その3

〜第7期〜

Vo:Andi Deris (アンディ=デリス)
Vo:Michael Kiske (マイケル=キスク)
Vo & Gt:Kai Hansen (カイ=ハンセン)
Gt:Michael Weikath (マイケル=ヴァイカート)
Gt:Sasha Gerstner (サシャ=ゲルストナー)
Ba:Markus Grosskopf (マーカス=グロスコフ)
Dr:Dani Loble (ダニ=ルブレ)

ライブでちょくちょくカイとキスクはゲスト参加したりしてたのですが、なんと!正式メンバーとして復帰しちゃいました。
ボーカルが飽和状態・・と思いきや、ベテランだからライブでは良い感じに休憩出来て、バランスが取れているのかもしれません。
キスクは昔と比べて歌声が甘くなりましたが、ハイトーンボイスは健在です。

16thアルバム
Helloween
【良盤】

リリース:2021年

この布陣でこのアルバムタイトル
復活の意思を感じされる作品

※結局何を聴けばいいの?

パワーメタルで一番有名なバンドと言われると、このHelloweenが上がると思いますので、何かしらは聴いてみると良いと思います。
Keeper of the Seven Keys part1 & 2」は伝説的なアルバムと位置付けされてますが、アンディ・デリス期を聴くのが取っ付き易いとも思うんですよね。
結局無難になってしまいますが、
Keeper of the Seven Keys part2」「Master of the Rings」
この2枚をおススメさせて貰います。

それか、ベスト盤の「Treasure Chest」も良いかもしれません。
有名どころの曲は全部入ってますし、3人のボーカルを聴く事ができます。
ごちゃ混ぜでもそんなに違和感が無いのは、このバンドの音楽性がずっと大きく変わってこなかった所以なのかもしれないですね。

※好きな曲TOP5

No5:Mr Ego / Master of the Rings

キスク加入した現在は、もう演奏する事はないかも

No4:Final Fortune / Gambling with the Devil

キーが高い中、デリス頑張ってる

No3:Guardian / Walls of Jericho

実はRhapsodyのカバーを聴いて好きになった

No2:Power / The Time of the Oath

デリス期の代表曲といったらコレ

No1:Dr. Stain / Keeper of the Seven Keys part2

キャッチー&コミカル
カラオケでも歌える