がじぷれ -メタル館-

主にメタル系のCDレビューをしてます

Sign of the Winner / Heavenly

前作から僅か1年でのアルバムリリース。
前作では豪華なゲスト陣に支えられてましたが、今作はゲストなんていません。新たに編成されたメンバー5人で真っ向勝負です。
今編成でツインギターになりましたが、サウンドは重くなく、メロディラインはかなり聴きやすいです。ボーカルは終始ハイトーン。ライブで歌えるんかな?
よくGamma Rayっぽいと言われますが、宇宙を漂っているような「浮遊感」があるサウンドです。Gamma Rayで言うところの「Insanity and Genius」系。
・・・わかりづらいかなぁ。。

リリース:2001年

Vo & Key:Ben Sotto
Gt:Frederic Leclercq
Gt:Charley Corbiaux
Ba:Pierre Emmanuel Pelisson
Dr:Maxence Pilo

  1. Break the Silence
  2. Destiny
  3. Sign of the Winner
  4. The World Will Be Better
  5. Condemned to Die
  6. The Angel
  7. Still Believe
  8. The Sandman
  9. Words of Change
  10. Until the End

【名盤】
どの曲もレベル高し
メロスピを代表するアルバムの一つ

長いインストから始まるキラーチューン「Destiny」

1曲目はインストなのですが、4分と非常に長いです。
ですが、続く「Destiny」がめちゃくちゃ良い曲なので、この長さが逆に盛り上げてくれます。
ですがまぁ、もうちょっと短くても良いかなと思ったりもします。

続く名曲「Sign of the Winner」と「The World Will Be Better」

「Destiny」は哀愁をおびたメロディラインなのですが、この2曲はガッツポーズ系の曲です。
「The World...」がこのアルバム一番人気の曲ですね。
ここで一旦ハイライトを迎えるイメージです。

裏の名曲「Still Believe」と「The Sandman」

6曲目がインストの関係から、1~5曲が表(A面)、6~10曲が裏(B面)と勝手に思ってます。
この2曲は「Destiny」みたいに哀愁メロディラインです。
後半も飽きさせません。

総評

万人におススメしないといいつつ、個人的には一番好きなアルバムなので、褒めまくりになってしまいました。
全曲とにかくメロスピの権化かのように、メロディアスで、疾走して、ハイトーンボイスで歌ってます。
騙されたと思って、一度聴いてみるのはおススメしますよ。
余談ですが、2000年~2008年くらいはメロスピブームがありまして、「Xametal.net」という、クサメタラー御用達のポータルサイトがありました。
そこでこれが、B級神盤として紹介されていた事で、出会う事が出来ました。
後は何があったかな・・・。「Gate of Hell」だけは思い出せます。