Gambling with the Devil / Helloween
気合の入った前作、「Keeper of the Seven Key -The Legacy-」から2年あけてのリリース。アルバムとしては12作目にあたります。
ちょっと前までドラマーが固まらないという問題がありましたが、ダニ・ルブレが加入し、その問題も落ち着いたようです。
原点回帰を必要以上に模索してるのかなーと心配しておりましたが、今回のアルバムは新生Helloweenらしさがあり、非常に傑作に仕上がってます。
リリース:2007年
Vo:Andi Deris
Gt:Michael Weikath
Gt:Sasha Gerstner
Ba:Markus Grosskopf
Dr:Dani Loble
- Crack the Riddle
- Kill It
- The Saints
- As Long as I Fall
- Paint a New World
- Final Fortune
- The Bells of the Seven Hells
- Fallen to Pieces
- I.M.E.
- Can Do It
- Dreambound
- Heaven Tells No Lies
【名盤】
キャッチーなメロディが多く
バラエティに富んだ傑作
ヘヴィな「Kill It」と疾走感のある「The Saint」
1曲目はインストです。アルバムタイトルの雰囲気が感じられるのはこのインストだけかもしれません。
続く「kill It」は曲名の通り、攻撃的でヘヴィな曲です。
3曲目の[The Saint」はAメロ・Bメロはヘヴィで、サビがメロディアスな作りです。
このアルバムの代表曲はコレっていう感じなんですかねぇ。
シングルカットされた「As Long as Fall」
Keeper Legacyの時もそうでしたが、Helloweenのシングルカットされる曲は変わり種が多いですね。
この曲はメタルというよりはハードロック路線なんですかね。
マーカス作の「Final Fortune」
今までボーナストラックに収録されることが多く、地味に話題になることが多かったマーカスの作品が6曲目に収録されています。
イントロからしてメロディアス。歌に入ってもメロディアス。
このアルバムのハイライトです。
変わった曲の「Can Do It」
個人的なイメージでは「As Long as Fall」と同じような括りにしてしまうのですが、変わった曲なので印象に残ります。
ぶっちゃけ「Final Fortune」以降、少し中だるみがあるので、かえってアクセントになって良い気もします。
総評
個人的には「The Time of the Oath」以来のヒット作。
ベテランになると無難な曲が多くなるバンドもいるのですが、Helloweenはそんな事ありませんでした。
メンバーも安定し出しているのか、色々なチャレンジも見えますね。
マーカスやサシャの楽曲を積極的に採用したりしてます。